【ひとりごと】とりあえず「ありがとう」を口癖に

ひとりごと

みなさんなじらね。さんにんにちです。

今回は「他人の話を聞かない」人たちと接するときに私が心がけていることを書いてみます。

話を聞いてもらえない…

仕事で顧客が一方的に不満や要求を押しつけてきてこちらの言い分を聞いてくれない。上司がこちらの話を聞かずに指摘ばかりしてくる。時々会って話をする知り合いが、嫌味を言ったり、マウントをとったりしてくる。そんな、身近にいる「他人の話を聞かない」人たち。私の偏見かもしれないが、「他人の話を聞かない」人は、たいてい年上でプライドが高い男性に多い気がする。自分の間違いを認めたり、謝ったりすることが苦手で、反論されると「私が悪い(間違っている)ということですか?」とムキになって険悪な雰囲気を作り出す。
大学時代までは自分の父親だけかと思っていたが、社会人になってからそういう人に遭遇する機会が増え、特に仕事関係で悩まされることが多くなった。

とりあえず「ありがとう」と言ってみる

おそらく「他人の話を聞かない」人たちは、ただ「自分の話を聞いてほしい」「認められたい」「褒めてもらいたい」「感謝されたい」という承認欲求が強いだけなのだ。年上の男性にその傾向が強い気がするのも、年をとればとるほど、あるいは職位が上がれば上がるほど、プライドが邪魔をして素直になれなかったり、誰かに褒めてもらえる機会が少なくなったりするからだと思う。

だから、私は「他人の話を聞かない」人たちと会話するときには、まず彼らの話を聞いてあげた上で「ありがとうございます。」と言ってから自分の話を始めるようにしている。そうすることで、彼らは「あ、ちゃんと話を聞いてもらえた」「感謝してもらえた!」と満足感を覚え、ある程度落ち着いてこちらの話を聞いてくれるようになる。もちろん、それでも聞いてくれずに延々と自分の話ばかりする人もいるが、以前のように話を途中で遮って「でも」とか「だって」で会話を始めるよりは言い争いに発展する確率が低くなったように思う。

なお、承認欲求については以下の記事にも書いているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

「ありがとう」を口癖に

たとえプライドが高くなくても、承認欲求があまり強くなくても、自分の話を途中で遮られたり、最後まで聞かないまま否定されたりしたら嫌な気持ちになるだろう。だから、どんな話し方をされてもまずは最後まで話を聞くよう心掛ける。そのうえで、こちらから話を返すときにはとりあえず「ありがとう」から始める。そうすることで、相手は「感謝された」ことへの満足感から、落ち着いてこちらの話を聞く姿勢をとりやすくなる。多少文脈から外れているように思えても「貴重なご意見をくださりありがとうございます。」「ご指摘くださり感謝します。」など、考え方によってはどのようにも受け取ることができるし、たいていの人は(よっぽど嫌味っぽく言わない限り)「ありがとう」と言われて悪い気はしないだろう。

そして「ありがとう」という言葉は自分を冷静に保つ意味でも有効だ。正直、私自身も承認欲求は強くプライドが高めで、なかなか自分の気持ちを素直に話せなかったり、謝罪の言葉が出にくかったりすることがある。そんな私でも「ありがとう」と言うだけなら比較的簡単にできるし、話し始める前に感謝の言葉を口にすることで、ひと呼吸おいて気持ちを落ち着けられる気がする。

そんなわけで、今後も「他人の話を聞かない」人に出会ったら、相手のため、そして自分のためにとりあえず「ありがとう」を口癖に接していきたいと思う。

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