みなさんなじらね。さんにんにちです。
私事で恐縮ですが、先日(私の記憶が確かであれば)約13年ぶりに生理が来たので、そのことについて書きます。
これまでは薬を止めると生理がこない…の繰り返し
高校1年のときに拒食症で体重が減り、生理が止まった。当時の私は「生理が来なければ部活動や体育の授業にも支障出ないし、ラッキー★」などと思っていたが、母がこのままではまずいと私を産婦人科に連れて行き、それからホルモンの薬を飲んで生理を起こす治療が始まった。私が受けていた治療はカウフマン療法というもので、ホルモン剤により人工的に月経周期をつくって生理を起こし、それを止めた時のリバウンド効果で自然な生理がくることを期待する治療法だ。つまり、大切なのは薬で生理が起こることではなく、薬を止めた時に自力で生理がちゃんと起きるかどうかなのだ。
ただ、私の場合は薬を飲んでいる間は生理が起こるものの、止めたとたんに生理が来なくなってしまう、という状態が何年も続いていた。やはり自然な生理を起こすには体重や体脂肪を増やす必要があるとのことで、医師からは毎回のように「しっかり食べて体重を増やしましょう」と言われ続けていた。
「今回もダメか…」とあきらめかけたとき、生理がきた
私の場合、ここ数年はカウフマン療法で6カ月~12カ月かけて薬を飲み続けた後、一度やめて生理が来るか様子を見る、2カ月来なければ病院に行き、検査をしてまた薬を飲み始める、というサイクルを繰り返していた。この度も薬を一度やめて様子を見る期間となったが、やはり1カ月たっても2カ月たっても生理が来ずに「ああ、今回もダメか…」とあきらめかけていた。ところが、週末病院に検査に行く予約をしたところで、なんと突然生理が来たのである。思えば自然な生理が来ていたのは高校1年の新学期頃までだったから、およそ13年ぶりということになる。
後になって思い返すと生理が来る直前は、イライラする、情緒不安定で泣く、食欲が増す、胸が張っている感じがする、といった生理前の兆候が出ていた気もする。ただ、その頃はちょうど仕事が忙しかったこととプライベートでショックな出来事が重なったこともあり、そのストレスのせいだろうと思っていた。
最初は動揺したけれど、痩せすぎにより止まっていた自分のからだの機能が、体重と体脂肪が増えたことで再び働き始めたのだと思うと、次第に喜びが込み上げてきた。結婚を考えているパートナーとも「今回のサイクルでも自力で生理が来なかったら、そろそろ別の治療法について医師に相談してみようか」と話していたところだったため、薬なしで生理が来たことを報告するととても喜んでくれた。
今後について
生理はきたものの、長い間自然な生理がなかったことや基礎体温の周期が安定していないことから、念のため病院に行き検査を受けた。医師からは子宮には目立った問題はなさそうだが、基礎体温の高温期がないことから無排卵月経の可能性があり、また今後も生理不順になりやすいため気を付けながら様子を見るようにと言われた。
確かに、体重や体脂肪が増えたとはいえ、標準体重にはまだ届いておらず、BMIや体脂肪率的にもいつ生理が止まってしまってもおかしくない状態だ。今回はたまたま起きただけかもしれないし、次回はいつくるのかもわからない。生理が来ても、無排卵月経であれば妊娠も難しいだろう。
ただ、たとえたまたまであっても、1回でも自然な生理が来たことは喜ばしい事実であり、自信にもつながった。この事実を「拒食症克服に近づいている証拠だ」と前向きに受け止め、今後も一歩ずつ着実に進んでいきたい。
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